簿記や会計知識がない人が会計ソフト使うなら、freeeを選びましょう!
freeeは簿記知識や「仕訳なんてわからない!」って方でも利用できるように設計されているため、感覚的に使いこなすことができる会計ソフトです。
もちろん、確定申告に向けての便利な機能もありますので、会計事務の時間節約をする目的としても使うことができます。
もくじ
freeeとは
freeeはクラウド型の会計ソフトなので、会計ソフトをダウンロードすることなく利用ができます。
そのため、パソコンのスペックがあまり良くなくても利用することが可能です。
また、freeeは法人・個人向けに分かれておりますが、個人事業主の人は「確定申告ソフトfreee」を利用することになります。
日々の会計管理から申告書作成までがfreeeのみで完結する
freeeは事業の売上から経費の仕訳までの会計管理機能と、告書作成をする確定申告ソフトの両方の機能を持っています。
また、会計と確定申告の機能が連動しているため、会計管理が完了すると自動で決算書が完成するするので、確定申告事務の削減もできます。
さらにfreeeは、e-Tax(電子申告)にも対応していますので、税務署に行かなくても確定申告手続きができるのもポイントです。
確定申告ソフトfreeeの料金プランについて
freeeの個人事業主向けの料金プランとしては3種類あります。
無料プランも用意されていますが、機能が制限されていますので、個人事業主として活動される方は有料プランに加入した方が時間の節約になります。
月額プラン料 |
980円
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1,980円
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無 し
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年額プラン料金 |
9,800円
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19,800円
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39,800円
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スタータープランとスタンダードプランについては、月額プランも用意されていますので、納得いくまで月額払いも選択肢となります。
また、年額プランを選択した場合には、2か月分の料金が無料になりますので、10か月分の利用料金で1年間freeeを利用することが可能です。
freeeの有料プランごとの特徴とは
freeeの種類のプランごとに利用できる機能が異なります。
基本的な機能はスタータープランでも十分利用できますが、消費税や詳細なデータを知りたい場合にはスタンダードプラン以上を利用することになります。
<主な機能の利用判定>
確定申告書の作成 | |||
銀行口座やクレジットカードとの連動 | |||
請求書の作成 | |||
領収書の差新から仕訳データの自動取得 | |||
消費税の申告 | |||
月次推移、資金繰り、売掛、買掛レポート | |||
メールサポート | 優先対応 |
優先対応 |
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チャットサポート | 優先対応 |
優先対応 |
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電話サポート | |||
税務調査サポート保証 |
freeeは株式譲渡所得や事業損失申告書の作成も可能
freeeは、株式譲渡所得や事業損失の申告で必要な確定申告書第三表、第四表の作成機能も搭載しています。
実は、確定申告書が作成できる会計ソフトの中には、事業所得や給与所得のみにしか対応していないものもがあります。
しかし、freeeはほとんどの所得や所得控除に対応しているため、事業所得以外の所得の種類に関わらず申告書が作成できるのが特徴です。
<freeeの確定申告作成機能のの特徴>
freeeで入力が可能な所得・控除など |
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freeeでの出力が可能な書類 |
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会計ソフトでfreeeを選んだ場合のメリット
freeeは個人事業主としてスタートする人にとても親切な設計となっています。
そのため、事業を始められる方や、基礎知識がない人でも簡単に使うことが可能です。
質問に答えていくだけで確定申告で必要な書類が特定できる
はじめて確定申告をする場合、どんな書類を作成したらいいかわかりません。
実は確定申告書には、申告書A・Bや第一表から第四表まであったりと種類が多く、用紙を間違えると申告書が作成できない場合もあります。
しかし、freeeではいくつかの質問に答えるだけで、確定申告で必要になる書類を選択してくれるので、作成する申告書を間違える心配もありません。
開業freee完全無料で開業届出書を作成することができる
個人事業主として活動するためには、個人事業の開業届出書の提出が必要ですが、意外と面倒だったりします。
ただ、freeeの中の機能の「開業freee」を利用すれば、完全無料で開業届出書が作成することができます。
しかも、開業届出書以外にも青色申告承認申請書など、開業時に税務署に提出が必要な書類は一通り作成できますので、提出漏れの心配もありません。
自動入力機能で手入力の作業が省略できる
freeeでは、金融機関やクレジットカードと連動することにより、自動で売上などのデータが入力されます。
自動入力の設定は簡単で、自分が利用しているネットバンクやクレジットカードとfreeeを連携させるだけで終わりです。
自動入力されるデータは、出金・入金の日付や金額、そして取引先なども登録してくれます。
さらに、自動取得したデータはfreeeがAIを使って該当する勘定科目などを推測してあらかじめ仕訳してくれるので、仕訳作業の時間も節約できます。
freeeを使用する際に注意すべきポイント(デメリット)
freeeは会計や確定申告書の作成が楽になる会計ソフトですが、注意すべき点もありますのでご確認ください。
個人事業主として活動するなら有料プランへの加入は必要
freeeには無料プランも用意されていますが、個人事業主として活動していく場合には、やや不便です。
無料プランは機能制限があり、年間通して事業を行う場合には使い勝手が悪くなってしまうので、freeeの性能を最大限生かすことが難しいです。
<無料プランで制限されている機能>
取引データの閲覧・編集 | 直近1か月に登録したデータのみ |
請求書類の閲覧・編集 | 直近1か月に登録した書類のみ可 |
書類の写真等のデータ取込 (ファイルボックス) |
月5枚まで |
仕訳帳のCSV/PDF出力 | お試し10データの出力のみ |
総勘定元帳のCSV/PDF出力 | お試し10データの出力のみ |
取引データのCSV出力 | 利用不可 |
メンバー招待可能人数 | 3名まで招待可能 (事業所の作成者を含む) |
チャットサポート | 登録後1週間のみ利用可 |
メールサポート | 3営業日でご返信 (お急ぎメールサポートは利用不可) |
電話サポート | 利用不可 |
決算書・確定申告書類の作成機能 | プレビューの表示まで可能 (PDF出力不可) |
参照:freeeヘルプセンター
簿記知識があると表現方法が少しわかりにくい
freeeは、会計初心者にもわかるような表現を使っているため専門用語がかなり少ないです。
ただ、簿記知識や仕訳知識がある人に関しては、簿記の専門用語を使ってないことに違和感を感じる人もいます。
もっとも、初心者でも使いやすいように設計されているので、操作が難しいわけではありませんが、使用直後は少し戸惑うかもしれません。
freeeの登録方法について
freeeの登録方法について、ご説明します。
freeeは最初にアカウント登録をしてから、利用プランを選択します。
①freeeのアカウント作成
最初にfreeeのアカウント作成を行います。
アカウントは、メールアドレス以外にもGoogleアカウントやWindowsアカウントを利用することも可能です。
なお、事業形態を「個人事業主」に設定しないと個人事業主のプランは利用できませんのでご注意ください。

②利用プランを選択
アカウント作成を行い、必要な情報を入力しましたら、利用するプランを選択します。
いずれの有料プランも30日間お試し利用ができますので、自分が利用したいプランを選択しましょう。

③有料料金プランの支払方法の設定
有料料金プランを選択した人は、料金の支払方法の設定を行います。
スタータープランとスタンダードプランは、月額払いと年額払いを選択できます。
なお、年払いは2か月分お得になりますので、個人事業主として活動していく方は年払いの方が経費の節約になります。

freeeの初期設定方法について
freeeの登録が完了したら初期設定を行います。
初期設定では、連動させるクレジットカードや銀行口座の登録をしますますが、その際に同
期設定を行えば、自動でのデータ入力が開始します。
①freeeに登録するサービスの設定
クレジットカードや銀行口座の登録を行います。
「口座」⇒「口座の登録」を選択し、検索欄から登録したいクレジットカード・銀行の名称を入力します。

②連動させるサービスの設定
登録したクレジットカードや銀行口座のデータ連動を行えば、手作業での入力作業が省略できます。
登録したクレジットカードなどを同期させたい場合には、対象サービスへのログインをする必要があります。

サービスと同期する(画像では「楽天と同期する」)を選択すれば、連携完了となりますが、自動同期をしたくない場合には、「手動で取引を登録する」を選択してください。

freeeの評判・口コミ
freeeの評判ですが、利用者は個人事業主になったばかりの人から継続している人まで幅広くおり、万人受けする会計ソフトとなっています。
確定申告用に会計ソフト入れてるんですが、売り上げレポートもちゃんと出してくれるし、入力しやすいし、下手なソフトインストールするより便利。開業freeeってサイトです。開業届作成時からお世話になってます。
個人事業主の方、これから開業考えてる方もオススメですよー。— 柴田花蓮@「魅了開花」9/18配信開始! (@n_wing0224) October 15, 2019
freeeは開業freeeと連動してますので、開業届出書の作成から利用することができます。
freeeで確定申告のデータ作成が終わりました。
3月まで会社員だったので給与所得と、1~12月の個人事業主の事業所得が、freeeなら自動的に計算。
後は、2/18以降にe-Taxで電子申請すれば完了!
— 奥田美和@歌う転妻ITコンサルタント/ TK-Miwa@11/17 渋谷ASTRO LAB (@TK_Miwa3) February 3, 2019
e-Taxにも対応していますので、自宅で確定申告が完了します。
仕入れをしないフリーランスの場合、freeeにして何が良かったかというと、業務用クレカ作って業務用にして口座連携、Amazonアカウントを口座連携、モバイルSUICAを作って業務用にして口座連携。そうするとほぼ手入力は交際費だけになって、確定申告で面倒なのはe-taxのみとなる。半日仕事で終わる
— 杉本ちづる (@chiesugi) October 27, 2019
自動入力してくれるので、やることが本当に少ないため、事務作業に手間がかからずに済みます。
freeeのまとめ

freeeの機能・特徴をまとめますと、以下のようになります。
- クラウド型会計ソフト
- 30日間無料で利用可能
- 年額払いなら2か月分が無料に
- 初心者でも利用しやすい設計
- 個人事業主として利用するなら有料プランへの加入が必要
会計ソフトの利便性は利用してみないと実感できません。
freeeは30日間のお試し期間があるので、とりあえず利用して体験する事が可能です。
個人事業主を始めたばかりの人でも利用しやすい『freee』を、この機会に利用してみてください。